活動

(1) 大会案内


沖縄生物学会第50回記念大会の開催のお知らせ

※大会プログラムはこちらから NEW!! → PDF
※50周年記念講演会 ポスターはこちらから NEW!! → PDF
(※大会案内はこちらから → PDF )

沖縄生物学会の第50回記念大会を下記の要領で開催いたします。5月25日(土)は第50回大会を琉球大学にて、5月26日(日)は50周年記念講演会および写真展を沖縄県立博物館・美術館にて開催いたします。多数の方のご参加をお待ち申し上げております。

2013年5月25日(土) 第50回大会:琉球大学理系複合棟1階
2013年5月26日(日) 50周年記念講演会・写真展:県立博物館・美術館 講堂

5月25日(土) 受付 8:30~ 理系複合棟玄関ホール
琉球大学 一般講演 9:00~12:10 理系複合棟102室
  休憩(昼食) 12:10~13:00
  総会 13:00~14:00 理系複合棟102室
  受賞講演 14:00~14:30 理系複合棟102室
  ポスター発表 14:35~16:00 理系複合棟玄関ホール
  一般講演 16:10~16:55 理系複合棟102室
  ミニシンポジウム 17:00~17:45 理系複合棟102室
  懇親会 18:00~ 琉球大学中央生協
5月26日(土) 50周年記念講演会・写真展 県立博物館・美術館 講堂

プログラム
一般講演【午前の部 9:00~】

O-01 沖縄島におけるジャコウネズミのオスの行動圏、環境選択性、活動性
○中本 敦・中西 希(琉球大・理)

O-02 西表島全域におけるイリオモテヤマネコの生息状況解明 –長期に渡るカメラ・トラップ調査から–
○中西 希(琉球大・理)・濱田 巧(沖縄森林管理署)・加島幹男(大原森林事務所)・伊澤雅子(琉球大・理)

O-03 ダイトウオオコウモリによるダイトウビロウの採餌行動  
○阿部 悠(琉大・理工)・奥田康平・傳田哲郎(琉大・理)・小林 峻・合田雅浩(琉球大院・理工)・東 和明(オフィスキーポイント)・伊澤雅子(琉球大・理)

O-04 希少種アマミノクロウサギPentalagus furnessiの種的特徴としての音声
○山田文雄(森林総研)

O-05 鱗粉細胞間における自発的な長距離Ca2+シグナルの発見
○大野良和(琉球大院・理工)・大瀧丈二(琉球大・理)

O-06 宮古諸島下地島の海底洞窟の無脊椎動物相
○藤田喜久(NPO法人海の自然史研究所;琉球大・大教セ)・成瀬 貫 (琉球大・熱生研)・久保弘文(沖縄県水産海洋技術センター)・伊勢優史(東大院・理)

【休憩 10:30~10:40】

O-07 スポットチェック法で調査した沖縄島周辺海域サンゴ群集の9年間の変遷(環境省モニタリングサイト1000サンゴ礁調査 平成16年度~平成24年度結果報告)
○長田智史・山川英冶・小澤宏之・長井 隆・小笠原 敬(財団法人沖縄県環境科学センター)・木村 匡(財団法人自然環境研究センター)

O-08 数値シミュレーションを用いた西表島網取湾における河川からの流入土砂の輸送解析
○村上智一(防災科研)・鵜飼亮行(五洋建設)・寺田 森(東海大・海洋)・水谷 晃(東海大・沖縄地域研)・下川信也(防災科研)・中瀬浩太(五洋建設)・河野裕美(東海大沖縄地域研)

O-09 沖縄県屋我地島の饒辺名干潟に分布拡大するヒルギダマシ(Avicennia marina)に関する研究―国内移入したマングローブ種の分布動態―  
○新垣裕治・山田慶紀・比嘉博斗(名桜大・観光産業)

O-10 スッポンタケ目の分子系統と沖縄周辺の要検討種
○保坂健太郎(国立科博・植物)・Larissa Trierveiler Pereira(Univ. Federal do Rio Grande do Sul, Brasil)

O-11 民生用のデジカメを用いた安価な顕微鏡撮影法と注意点について
○泉水 奏(琉球大・医・人体解剖)、池田 治(神奈川県川崎市)

O-12 イージーセンスを用いた海藻の光合成測定実験の開発と中学校選択理科での実践例
○飯田勇次(玄海地区海藻研究会)・片山舒康(生物教育研究所)

<休憩—(昼食)>

総会【13:00~14:00】
受賞講演【14:00~14:30】

中村 剛(台湾中央研究院生物多様性センター)
「琉球,台湾,フィリピンの植物地理」

ポスター講演(小学生)【14:35~14:50】

SP-01 慶留間島のケラマジカ研究I:角とぎの跡について
○渡口 舞・大村加奈子・渡口 怜・石井大作(慶留間小学校)・遠藤 晃(南九州大学)

SP-02 慶留間島のケラマジカ研究II:シカの歩き方について
○大村加奈子・渡口 怜・渡口 舞・石井大作(慶留間小学校)・遠藤 晃(南九州大)

SP-03 慶留間島のケラマジカ研究III:シカの身長について
○渡口 怜・渡口 舞・大村加奈子・石井大作(慶留間小学校)・遠藤 晃(南九州大)

ポスター講演(一般)【14:50~16:00】

P-01 沖縄県と宮崎県の小学校におけるニホンジカを題材とした環境教育実践--探究活動からテレビ会議システムを活用した表現活動まで
○遠藤 晃(南九州大・人間発達)・石井大作(慶留間小学校)・満行 浩(御池小学校)

P-02 久米島ナンハナリにおけるヤセミドリイシ大群集の長期モニタリングの試み:台風被害からの回復過程を追う
○ナンハナリサンゴ調査会(久米島町)

P-03 Growth rates and photosynthetic activities of Symbiodinium spp. exposed to different temperatures
○Widiastuti, Karim & Michio Hidaka (Grad. Sch. Sci. & Engn., Univ. Ryukyus)

P-04 Fitness of Cassiopea polyps associated with different types of symbionts
○Hudatwi, Mu’alimah (Grad. Sch. Sci. & Eng., Univ. Ryukyus; Master of Mar. Sci, Diponegoro Univ.) & Michio Hidaka (Grad. Sch. Sci. & Eng., Univ. Ryukyus)

P-05 渡具知ビーチでチドリミドリガイは通年出現する
○棚村太輔・広瀬裕一(琉球大院・理工)

P-06 沖縄島大浦湾から得られた超大型のイカリナマコ類に関して
小渕正美(ダイビングチームすなっくスナフキン;黒潮生物研究所)・○西原千尋・西平 伸(ダイビングチームすなっくスナフキン)・François Michonneau(フロリダ大)

P-07 沖縄島大浦湾における褐藻マジリモク群落の季節的消長について
渡邊謙太(ダイビングチームすなっくスナフキン;沖縄高専)・小渕正美(ダイビングチームすなっくスナフキン;黒潮生物研)・西平 伸(ダイビングチームすなっくスナフキン)・○藤井琢磨(ダイビングチームすなっくスナフキン;琉球大院・理工)・西原千尋・古賀泥々(ダイビングチームすなっくスナフキン)・大葉英雄(東京海洋大)

P-08 沖縄県内からのシデロフォア産生菌の探索
○吉田若菜(沖縄高専・専・生資工)・田邊俊朗(沖縄高専・生資工)

P-09 沖縄県内からの白色腐朽菌の探索と土壌浄化技術の開発
○高宮聖奈(沖縄高専・専・生資工)・田邊俊朗(沖縄高専・生資工)

P-10 沖縄県内各地からの土壌放線菌の単離
○崎原健吾(沖縄高専・専・生資工)・田邊俊朗(沖縄高専・生資工)

P-11 石油分解菌を用いた土壌浄化技術の開発
○比嘉一葉(沖縄高専・専・生資工)・田邊俊朗(沖縄高専・生資工)

P-12 キクの生長における糖質が及ぼす影響の検討
○中里 凌(沖縄高専・専・生資工)・田邊俊朗(沖縄高専・生資工)

P-13 台湾蘭嶼島産コウトウボチョウジ(アカネ科)の二型花柱性
○渡邊謙太(沖縄高専)・T. Y. Aleck Yang(台湾自然科学博)西原千尋(ダイビングチームすなっくスナフキン)・菅原 敬(首都大)

P-14 琉球列島固有種アカボシタツナミソウの渓流環境への適応と分化
○吉村 光(琉球大院・理工)・北村嘉夫・横田昌嗣・傳田哲郎(琉球大・理)

P-15 ヒメタムラソウの花形態と送粉生態   
○入本敦史(琉球大院・理工)・横田昌嗣・傳田哲郎(琉球大・理)

P-16 大分県蒲江で発見されたミヤコジシバリ
○合田雅浩(琉球大院・理工)・横田昌嗣・傳田哲郎(琉球大・理)

P-17 宮古島の湧水で確認された淡水産緑藻チョウチンミドロについて
○岸本和雄(沖縄県水産海洋技術センター石垣支所)・香村眞徳(宜野湾市)・藤田喜久(NPO法人海の自然史研究所;琉球大・教育セ)

P-18 フグ毒保有魚ツムギハゼの生体防御 –魚食魚に対するフグ毒の有効性の検証–
○関川宏美(東海大院・海洋)・南條楠土(東大・大気海洋研)・齋藤俊郎(東海大・海洋)・河野裕美(東海大・沖縄地域研)

P-19 西表島浦内川河口域におけるコムラサキオカヤドカリとオカヤドカリの分布,宿貝利用および幼生放出行動
河野裕美・○水谷 晃(東海大・沖縄地域研)

P-20 仲ノ神島におけるアオツラカツオドリとアカアシカツオドリの飛来状況(1986~2013年)
○河野裕美・水 谷晃(東海大・沖縄地域研)

P-21 西表島網取湾のウダラ川における魚類群集の構造
○井上太之(東海大院・海洋)・南條楠土(東大・大気海洋研)・北野 忠(東海大・教養)・木村賢史(東海大・海洋)・河野裕美(東海大・沖縄地域研)

P-22 西表島の水田に生育する水生植物の分布と生育環境
○藤吉正明・北野 忠(東海大・教養)・崎原 健(東海大・沖縄地域研)・北條芳隆(東海大・文学)・藤野裕弘(東海大・教養)・河野裕美(東海大・沖縄地域研)

P-23 砂浜に潜むリュウキュウナミノコハゼのミトコンドリアDNAおよび核DNAに基づく分子系統解析
○昆 健志(東邦大・理)・坂上治郎(サザンマリンラボラトリー),鈴木寿之(兵庫県立川西緑台高)

P-24 2012年度沖縄県慶良間諸島座間味島におけるウミガメの上陸・産卵について
○松本和将・川島 菫・高岡千早(琉球大・ウミガメ研究会ちゅらがーみー)

P-25 琉球の森で僕はどうやって生きていこう:選択圧の緩和が及ぼすイモリの警告形質の動態
○持田浩治・戸田 守(琉球大・熱生研)

P-26 ケナガネズミ(Diplothrix legata)における広東住血線虫(Angiostrongylus cantonensis)感染の初記録
○中谷裕美子(NPOどうぶつたちの病院 沖縄)・ 岡野 司・大沼 学(国立環境研)・吉川 堯(よしかわ小動物病理診断研)・齊藤雄太・田中暁子(NPOどうぶつたちの病院 沖縄)・福田 真・中田勝士・國吉沙和子(環境省やんばる野生生物保護センター)・長嶺 隆(NPOどうぶつたちの病院 沖縄)

P-27 希少種トゲネズミ属Tokudaia 3種の生息状況と遺伝的多様性
○城ヶ原貴通(岡山理科大・理)・山田文雄(森林総研)・望月春佳(岡山理科大・理)木戸文香・黒岩麻里(北大院・理)・越本知大(宮崎大・フロンティア科学実験総合センター)・村田知慧(徳島大院・ヘルスバイオサイエンス研究部)・中家雅隆・三谷 匡(近畿大院・生物理工)

P-28 磁気ビーズによる対象DNA分子の濃縮と次世代シーケンサーを組み合わせたマイクロサテライト遺伝マーカーの開発
○栗田隆気(琉球大院・理工)・青山洋昭・齋藤星耕・新里尚也・戸田 守(琉球大・熱生研)・富永 篤(琉球大・教育)

一般講演【午後の部 16:10~】

O-13 西表島浦内川のマングローブ域における澪とタイドプールの魚類群集構造
○南條楠土(東大・大気海洋研)河野裕美(東海大・沖縄地域研)・佐野光彦(東大院・農)

O-14 沖縄島比謝川における外来魚マダラロリカリアの産卵期と初期生活史
○嶋津信彦

O-15 リュウキュウアユ沖縄島絶滅集団と奄美大島集団との集団遺伝学的比較
○今井秀行(琉球大・理)・ムハッマド ファドリー アブドゥラ(琉球大院・理工)・米沢俊彦(鹿児島県環境技術協会)

ミニシンポジウム【17:00~17:45】

「奄美・琉球の世界自然遺産への登録に向けて」

企画:環境省那覇自然環境事務所
(世話人:阪口法明)
挨拶:植田明浩(環境省那覇自然環境事務所)
岡野隆宏(鹿児島大学教育センター 特任准教授):「世界自然遺産について」
阪口法明(環境省那覇自然環境事務所 野生生物企画官):「奄美・琉球の世界自然遺産としての価値と今後の課題」

意見交換

<趣旨>我が国は今年2月に「奄美・琉球」の世界自然遺産登録に向けて、世界遺産暫定一覧表記載のための必要文書をユネスコ世界遺産センターに提出したところです。そこで、世界自然遺産とはどのようなものなのか、登録までのプロセス、必要な要件、登録後の課題など、他の自然遺産の事例をまじえ紹介するとともに、「奄美・琉球」の世界自然遺産としての価値、登録に向けた今後の課題などについて紹介します。

懇親会(大学生協中央食堂)【18:00~】

ミニシンポジウム終了後、構内の大学生協食堂にて懇親会を予定しております。講演時間内に出来なかった討論や会員同士の親睦をより深めるため、是非ご参加下さい。