活動

(1) 大会案内


沖縄生物学会第56回大会プログラム

※大会プログラムはこちらからNEW!! → PDF

沖縄生物学会の第56回大会を下記の要領で開催いたします。今大会は口頭発表19ポスター発表25題(高校生3題、一般22題)の発表を予定しております。多くの皆様のご参加をお待ち申し上げております。

会期:2019525日(土)
会場:公立大学法人名桜大学・学生会館(サクラウム)
問い合わせ先(大会長:新垣裕治まで):0980-51-1081(研究室)、代表0980-51-1100(代表)、okibio2019 @ meio-u.ac.jp

大会日程 

受付 8:50~

サクラウム3階

開催挨拶 9:20~9:25

サクラウム3階(A会場)

一般講演(口頭発表) 9:30~12:15 サクラウム3階(A・B会場)
休憩(昼食) 12:15~13:15 サクラウム2階(カフェ)※控室
総会 13:15~14:15 サクラウム3階(A会場)
休憩 14:15~14:30 サクラウム2階(カフェ)※控室
高校生・一般ポスター発表 14:30~16:00 サクラウム3階
公開シンポジウム 16:00~17:30 サクラウム3階(A会場)
懇親会 18:00~ 大学食堂

沖縄生物学会第56回大会準備委員会

大会長 新垣裕治 
準備委員会委員長 新垣裕治
準備委員会委員:山城秀之、守田昌哉、磯村尚子、渡邊謙太

 

沖縄生物学会第56回大会

会期:2019年5月25日(土)
会場:公立大学法人 名桜大学 学生会館 サクラウム3階(大講義室A,B)

第56回開催場所

会場案内
場所:公立大学法人名桜大学 〒905-8585 沖縄県名護市字為又1220-1
大会会場:学生会館(サクラウム) 懇親会会場:名桜大学・大学食堂

沖縄生物学会第56回大会参加費: 1,500円 (学生 1,000円)
(*高校生以下については参加費免除とする)
懇親会費 事前:2,000円 当日:3,000円(学生1,500円)
*昼食について
大学食堂は閉まっています。弁当販売は行いませんので、近隣の飲食店やコンビニをご利用下さい。

 

プログラム
一般講演 【9:30~12:15】
*今大会は2会場(A会場、B会場)で行いますので、ご注意ください。

<A会場(一般教育棟大講義室)>

O-01 9:30-9:45 琉球列島のアザミサンゴの遺伝子型と表現型の関連性
○中島祐一・Patricia H. Wepfer・御手洗哲司(OIST)

O-02 9:45-10:00 沖縄県沿岸に生息するカキCrassostrea angulataのミトコンドリアDNA配列の解析
○塚原正俊・阿部峻之・塚原恵子・島田康子 (バイオジェット)・西川信良 (牡蠣研究家)・本間公也 (共和コンクリート工業)

O-03 10:00-10:15 Seasonal analysis of water quality parameters affecting adjacent coral reefs in subtropical river estuaries on the Okinawa Island
○Rhyner Timo (Univ. Ryukyus, Researcher of Science and Technology), Haruko Kurihara (Univ. Ryukyus, Faculty of Science)

O-04 10:15-10:30 サンゴ礁砂浜海岸に生息する無脊椎動物におけるマイクロプラスチックの取り込み状況と体内残留性有害物質
○藤田喜久(県立芸大)・高田秀重(東京農工大)・水川薫子(東京農工大)・渡邉 泉(東京農工大)・山口晴幸(防衛大)・野上大介(JANUS)

O-05 10:30-10:45 食草色がヤマトシジミ幼虫の体色決定に及ぼす影響
○吉田愛(琉球大・院・理工)・大瀧丈二(琉球大・理)

休憩 10:45-11:00

O-06 11:00-11:15 オキナワイシカワガエルwill be Back
○千木良 芳範 (宜野湾市博)

O-07 11:15-11:30 イボイモリの変態後の成長について
○城間大輝(琉球大o理o海自)・富永篤 (琉球大o教育o理科) ・山本結紗(東京農工大) ・栗田一輝(京都大・人間環境)・千木良芳範(宜野湾市博)

O-08 11:30-11:45 標識再捕獲法で得られたイボイモリの移動距離、行動圏に関する知見
○富永篤 (琉球大o教育o理科) ・城間大輝(琉球大・理・海洋自然)・山本結沙(東京農工大) ・栗田一輝(京都大・人間環境)・千木良芳範(宜野湾市博)

O-09 11:45-12:00 飼育下におけるケナガネズミの雌雄間干渉行動
○永井咲季 (琉球大・理工) ・小林峻 (琉球大・理/農) ・金城輝雄 (沖縄こどもの国) ・伊澤雅子 (琉球大・理)

<B会場(サクラウム3階)>

O-10 9:30-9:45 渡嘉敷島における側溝に落下して死ぬ小動物について
○楠井善久(那覇市首里)

O-11 9:45-10:00 大学博物館による生物教材を用いた特別支援学校と院内学級への教育支援
○佐々木健志(琉球大・博物館)

O-12 10:00-10:15 「川口四郎関係資料」からみた琉球列島におけるサンゴ研究:研究者アーカイブズの活用可能性と課題
○佐藤崇範(琉球大・島嶼地域研)

O-13 10:15-10:30 データベース「琉球の植物」と島レベルの植物相比較
○國府方吾郎(科博・植物)・海老原淳(科博・植物)・阿部篤志(沖縄美ら島財団)・齋藤由紀子(琉大・教)・天野正晴(沖縄美ら島財団)・中村剛(北大・植物園)・横田昌嗣(琉大・理)

O-14 10:30-10:45 沖縄県サンゴ礁保全再生地域モデル事業のこれまでの成果と課題
○長田智史(沖環科)・津波昭史(沖縄県・自然保護)・中村良太(水産土木)・當山真由美(都市科学)・比嘉 貢(沖縄県・自然保護)

休憩 10:45-11:00

O-15 11:00-11:15 外来魚ティラピアを雄化根絶するシステム構想
○嶋津信彦 (しまづ外来魚研究所)

O-16 11:15-11:30 無脊椎動物におけるヘマトキシリン・エオシン(HE)染色標本での蛍光顕微鏡観察の利点
○泉水奏・大倉信彦(琉大医)・James Davis Reimer・喜瀬浩輝・広瀬裕一(琉大理)・小山洋道(元横浜市大医)・長谷川和範(国立科博)・柳研介(千葉中央博)・大森紹仁(新大臨海)・大矢佑基(北大理)

O-17 11:30-11:45 1万5千年前の沖縄島の海域環境-サキタリ洞遺跡の発掘成果から
○黒住耐二(千葉中央博)・山崎真治(沖縄県博)

O-18 11:45-12:00 沖縄県うるま市におけるヤシガニの生息状況と那覇市公設市場の販売数変動
川満 陸・○山川(矢敷)彩子(沖国大・地域環境)

O-19 12:00-12:15 大浦マングローブ林40年の変遷 -植生・森林構造は40年でどう変遷したか-
○安座間安史(琉大・教育・講師)・島袋徳正(沖生会)・與儀春樹(沖昆同好会)

-----休憩(昼食)【12:15~13:15】 -----

【13:15~14:15】 総会 サクラウム3階 A会場

【14:15~14:30】 休憩

【14:30~16:00】  高校生・一般ポスター講演

会場:サクラウム3階

<ポスター講演(一般)>

P-01 瀬底島における海藻相の季節変化
○新井嵩博・鈴木秀和・神谷充伸(海洋大・院・藻類)

P-02 日本新産珪藻Tabularia sinensis Y. Cao et al. について
○御厨彩桜理・西田千尋・木嶋久美子(福岡工大院・生命環境)・堺眞砂美・三田 肇・天田 啓(福岡工大・生命環境)

P-03 久米島の植物相調査により新たに見出された維管束植物
○齊藤由紀子 (琉球大・教育)・天野正晴 ((一財)沖縄美ら島財団・総合研究セ)・立石庸一 (琉球大)

P-04 琉球列島と小笠原諸島に生育する動物散布性樹木の果実特性
○渡邊謙太・安里咲空良・山城瑠唯・大兼颯・川満日向子(沖縄高専)・園田美穂子(名護市)

P-05 鳥糞から探る沖縄島の種子散布共生系
大兼颯・○リィーキア美海(沖縄高専)・森本元・茂田良光(山科鳥類研究所)・渡久地豊(リュウキュウロビン)・萩野航・三宮一宰・渡邊謙太(沖縄高専)

P-06 超広域分布植物ナガミハマナタマメの集団間F1が示す種内の生殖的隔離の実態
○梶田結衣(琉大・熱生研・西表)・山本崇(多摩大附属聖ヶ丘中高)・栄村奈緒子(鹿大・農)・井村信弥(琉大・熱生研・西表)・石垣圭一(琉大・熱生研・西表)・堤ひとみ(琉大・熱生研・西表)・Alison KS WEE(広西大林学院)・高山浩司(京都大・院・理・植物)・梶田忠(琉大・熱生研・西表)

P-07 沖縄島におけるボチョウジ属2種の棲み分けと根圏菌叢の多様性解析
○宮城愛夏・善岡祐輝・渡邊謙太(沖縄高専)・井口亮(産総研・地質情報)

P-08 ヒルギダマシ(Avicennia marina)の果実の果皮剥離に及ぼす要因について
○新垣裕治(名桜大・国際・観光)

P-09 西表島の河川における淡水性エビ類の分布特性
○井上太之 (東海大o沖縄地域研)・塚田直哉 (東海大o海洋)・崎原 健 (東海大o沖縄地域研)・土井 航 (鹿児島大o水産)・河野裕美 (東海大o沖縄地域研)

P-10 トウガラシの辛さを魚類は感じるのか
○渡具知浩之(琉球大・理工)・Hur Sung-Pyo・Hyeon Ji-Yeon(KIOST)・竹村明洋(琉球大・理))

P-11 沖縄県西表島に定着しているカダヤシの繁殖特性 -神奈川県藤沢市の個体群との比較-
畠山類(水研セ・増養殖研)・○北野忠(東海大・教養)・河野裕美(東海大・沖縄地域研)

P-12 Patterns of DNA methylation in heat susceptible coral Acropora digitifera
○Jun Ishida (Grad.S.Eng.Sci., Univ. Ryukyus), Akira Iguchi (Geol.Suv. Japan, AIST), Kazuhiko Sakai (Trop. Bios. Res. Ctr., Univ. Ryukyus)

P-13 Understanding population structure of Acropora digitifera around Sesoko Island using EpiRadSeq
○Mayara Nishi (Grad.S.Eng.Sci., Univ. Ryukyus), Akira Iguchi (Geol.Suv. Japan, AIST), Kazuhiko Sakai (Trop. Bios. Res. Ctr., Univ. Ryukyus)

P-14 西表島網取湾における2016年大規模白化後のミドリイシ科サンゴ群集の現状と回復評価
○國島綾乃 (東海大o生物)・黒澤華織 (東海大o海洋)・ 村上智一 (防災科研)・ 中村雅子 (東海大o海洋)・水谷晃 (東海大o沖縄地域研)・下川信也 (防災科研)・河野裕美 (東海大o沖縄地域研)

P-15 沖縄島西海域で混獲されたアカウミガメCaretta carettaの体サイズについて
○上原充輝・十亀峻輔・永井大翔・平岡智裕(琉球大学ウミガメ研究会ちゅらがーみー)

P-16 DNAバーコーディングを用いた西表島に生息する2種の肉食動物の食性解析の試み
○戸部有紗(琉球大・理)・伊澤雅子(琉球大・理)・佐藤行人(琉球大・戦略セ)・和智仲是(琉球大・島嶼研)

P-17 GPSロガーを用いた西表島低地におけるカンムリワシ3個体の行動追跡
○水谷晃(東海大・沖縄)・山本誉士(統数研)・北浦堅次(環境省・西表)・伊澤雅子(琉球大・理)・河野裕美(東海大・沖縄)

P-18 プレイバック法による仲ノ神島のアナドリの生息状況
水谷 晃(東海大・沖縄)・山本誉士(統数研)・○河野裕美(東海大・沖縄)

P-19 やんばる地域における侵略的外来種「ネコ」の現状
○黒田ゆうび・金城貴也(NPOどうぶつたちの病院沖縄)・小林峻・大河原陽子・伊澤雅子(琉球大・理)・大沼学・羽賀淳・中村織江・岩田律子(国立環境研究所)・中谷裕美子・金城道男・長嶺隆(NPOどうぶつたちの病院沖縄)

P-20 沖縄島における食虫目および齧歯目の毛の形態による種判別法の検討
○安里瞳(琉球大院・理工)・伊澤雅子(琉球大・理)

P-21 教科書における外来生物の扱い
○比嘉俊(琉球大学・教職大学院)

P-22 「国立自然史博物館の設立を目指して」シンポジウム開催報告
○竹村明洋(琉球大・理)・藤田和彦(琉球大・理)・昆 健志(琉球大・研究推進)


<ポスター講演(高校生)>
KP-01 今帰仁村内の河川調査Ⅱ ~瀬切れ現象からの水生生物の回復過程について~
○新城航也・〇山口宙・〇新垣柊人・〇渡邉鼓太朗・〇比嘉智也・〇渡邉琴璃(北山高校生物部2年)・〇伊豆原滉一朗(北山高校生物部3年)

KP-02 ミナミトビハゼの奇妙な巣穴の謎に迫る
○長谷川廉・小波津友梨・安里梨花 (コザ高・生物部)

KP-03 あなたも見かけで判断するの?~タコの認知能力を解き明かす~
○仲間楓・当山咲(コザ高等学校)

【16:00~17:30】 公開シンポジウム 学生会館SAKURAUM 3階A会場

環境省沖縄奄美自然環境事務所 共催

「おきなわの自然が盗まれる!」
コンビナー:伊澤 雅子・傳田 哲郎(琉球大学・理)

豊かな自然に恵まれた琉球列島の島々。生物多様性が特に高い地域として世界自然遺産の候補地にも挙げられ、その自然の重要性が世界中から注目されています。しかしながら、現在この地域の貴重な生物多様性は、様々な要因によって危機にさらされています。その一つが、希少な動植物の違法な採集や持ち出しです。密猟や密輸出の問題は、これまで噂の域を出ず、あまり社会の注目を集めることはありませんでした。しかし、昨年末に国指定の天然記念物であるリュウキュウヤマガメの密輸出事件が発覚したことを受けてクローズアップされ、その対策が急がれています。このシンポジウムでは、こうした密猟・密輸の実態について広く知っていただくため、その現状や問題点、防止に向けた取組みなどについて紹介します。
「密猟・密輸出の現状と対策」東岡 礼治(環境省沖縄奄美自然環境事務所)
「沖縄における昆虫類の違法採集」佐々木 健志(琉球大学博物館・風樹館)

【18:00~】 懇親会

名桜大学・大学食堂
公開シンポジウム終了後、懇親会を予定しております。今回は自然豊かなやんばるの名桜大学キャンパス内です。講演時間内に出来なかった討論や会員同士の親睦をより深めるため、是非ご参加下さい。