※大会プログラムはこちらから(通信102号) NEW!! →
沖縄生物学会の第55回大会を下記の要領で開催いたします。今大会は口頭発表16題、
ポスター発表20題(小学生1題、中学生1題、高校生3題、一般15題)の発表を予定
しております。多くの皆様のご参加をお待ち申し上げております。
会期:2018年5月19日(土)
会場:沖縄県立芸術大学 首里当蔵キャンパス 一般教育棟3階(301・302・大講義室)
懇親会会場:癒酒屋こんちは首里城前店(芸大・首里当蔵キャンパスより徒歩2 分)
沖縄生物学会第55回大会参加費: 1,500円 (学生 1,000円)
(*高校生以下については参加費免除とする)
懇親会費 事前:2,500円 当日:3,500円(学生1,500円)
(※懇親会当日受付は先着10名様まで!)
大会日程
5月20日(土) | 受付 | 8:50~ | 一般教育棟3階(廊下) |
開催挨拶 | 9:20~9:25 | 一般教育棟 大講義室 | |
一般講演(口頭発表) | 9:30~11:45 | 一般教育棟大講義室(A会場)・ 301教室(B会場) | |
休憩(昼食) | 11:45~12:45 | ||
総会 | 12:45~13:45 | 一般教育棟大講義室 | |
受賞講演 | 13:45~14:10 | 一般教育棟大講義室 | |
休憩 | 14:10~14:20 | ||
小学生・中学生高校生・一般ポスター発表 | 14:20~15:50 | 一般教育棟302教室 | |
公開シンポジウム | 16:00~17:30 | 一般教育棟大講義室 | |
懇親会 | 18:00~ | 大学周辺居酒屋(通信102号参照) |
<A会場(一般教育棟大講義室)>
O-01 9:30-9:45 海底洞窟に生息するクモヒトデ類について
岡西政典(東大・三崎臨海)・○藤田喜久(沖縄県芸)
O-02 9:45-10:00 琉球列島における海中洞窟の貝類相
◯水山克(琉球大・院・理工)・久保弘文(沖縄深層水研)・伊勢優史(USM・CEMACS)・藤田喜久(沖縄県芸)
O-03 10:00-10:15 沖縄県沿岸に生息するカキの系統解析
◯塚原正俊・阿部峻之・塚原恵子・島田康子 (バイオジェット)・西川信良 (牡蠣研究家)・本間公也 (共和コンクリート工業)
O-04 10:15-10:30 沖縄島南部名城ビーチ周辺におけるウミガメ類の上陸産卵および孵化率調査
喜久川成美・○山川(矢敷)彩子(沖国大・地域環境)
休憩 10:30-10:45
O-05 10:45-11:00 全球規模の交配実験で示されたナガミハマナタマメ集団間の授粉後生殖隔離の可能性
◯梶田結衣(琉大・熱生研・西表)・山本崇(琉大・熱生研・西表,鹿児島大・連合農)・栄村奈緒子(京大・生態研センター)・井村信弥(琉大・熱生研・西表)・石垣圭一(琉大・熱生研・西表)・堤ひとみ(琉大・熱生研・西表)・Alison KS Wee(広西大林学院)・高山浩司(京大院・理・植物)・梶田忠(琉大・熱生研・西表)
O-06 11:00-11:15 イルカンダ(マメ科)における花粉の再配置機構
◯傳田哲郎・喜納優豊・横田昌嗣・小林峻・伊澤雅子(琉球大・理・海洋自然)
O-07 11:15-11:30 屋我地島に分布するヒルギダマシAvicennia marina とウラジロヒルギダマシA. alba の比較 -幼樹成長、蕾・花・種子形成率、種子生産量及び種子サイズについて-
◯新垣裕治
O-08 11:30-11:45 水中の標本における表面構造の顕微鏡観察(偏光および落射斜光照明-観察)
◯泉水奏(琉球大学医学系研究科 人体解剖学講座)
<B会場(一般教育棟 301室)>
O-09 9:30-9:45 沖縄島における甲虫類の外来種について,近年の状況
◯楠井善久(那覇市首里)
O-10 9:45-10:00 南西諸島における侵略的外来生物ウシガエルの導入・分布記録と定着状況
◯嶋津信彦 (外魚研; IWL)
O-11 10:00-10:15 アマガエルの変態期の呼吸について
◯飯田勇次(玄海地区生物教育研究所)・田中邦明(北海道教育大学函館校)
O-12 10:15-10:30 繁殖期の産卵場所に集まるハナサキガエルオスの個体数について(2018 年月の場合)
◯千木良芳範(宜野湾市博)
休憩 10:30-10:45
O-13 10:45-11:00 非繁殖期のヤンバルクイナの活動パターンとねぐら
◯野澤文人(琉大院・理工)・伊澤雅子・中西希・小林峻(琉大・理)・尾崎清明(山階鳥研)
O-14 11:00-11:15 飼育下のヤンバルクイナにおけるアクティビティの季節変動
◯島田将喜・山田朋実・森貴久(帝京科学大・生命環境)・玉那覇彰子・向真一郎・吉永大夢・半田瞳・中谷裕美子(どうぶつたちの病院沖縄)
O-15 11:15-11:30 マングースにおける化学的防除手法の開発とその試算
◯城ヶ原貴通(宮崎大・フロンティア)・Robert T. Sugihara(USDA/NWRC Hawaii Field
Station)・寺田考紀(沖縄県・衛研)・亘悠哉(森林総研)・山田文雄(森林総研)・五箇公一(国環研)
O-16 11:30-11:45 沖縄のミミズ研究の現況 -ミミズ相の概況と代表的な種について-
◯安座間安史(琉球大・教育実践総合センタ-)
<ポスター講演(一般)>
P-01. 沖縄の教師による生物領域授業の開発
◯比嘉俊(琉球大学・教職大学院)
P-02. ミトコンドリアDNA 調節領域の塩基配列に基づくオオテナガエビの遺伝的集団構造解
析
○高田賢人・今井秀行(琉球大・理)
P-03. ハナヤサイサンゴ属(Pocillopora)における光環境と色彩多型の関係性
〇児玉悠仁(琉球大院・理工)・中村崇(琉球大・理)
P-04. Genetic Diversity and Population Structure of Fiddler crab, Austruca erplexa in the east and
west part of Indonesia baed on mitochondrial control region sequences
〇Eko Hardianto(University of the Ryukyus)・Diah Permata Wijayanti(Diponegoro University)・
Hideyuki Imai(University of the Ryukyus)
P-05. 西表島北西部のウミショウブ藻場における魚類群集構造
〇井上太之・水谷 晃 (東海大・沖縄地域研)・堤 洸貴 (東海大・海洋)・南條楠土 (水大
校・生物生産)・河野裕美 (東海大・沖縄地域研)
P-06. コバノタツナミとアカボシタツナミソウ(シソ科)の発芽特性の比較
◯新垣昇吾(琉球大・院・理工)・吉村光(琉球大・院・理工)・濱川命(琉球大・理)・
横田昌嗣(琉球大・理)・傳田哲郎(琉球大・理)
P-07. 沖縄島と南大東島におけるオオハマボウHibiscus tiliaceus L.の送粉生態
○福川優希(琉球大・院・理工)・上原彩乃・横田昌嗣・傳田哲郎(琉球大・理)
P-08. ミトコンドリアDNA 調節領域の塩基配列分析による西太平洋産ハマダイの集団構造解
析
○角拓人(琉球大院理工)・甲斐哲也・秋田雄一(沖縄水海技セ)・上原匡人・太田格(沖縄県水産課)・島田和彦(沖縄県漁連)・今井秀行(琉球大理)
P-09. やんばる地域におけるイヌ及びネコによる希少ネズミ類の捕食被害
○金城貴也・黒田ゆうび・小林峻・大河原陽子・伊澤雅子・大沼学・羽賀淳・中村織江・岩田律子・中谷裕美子・金城道男・長嶺隆(NPO どうぶつたちの病院沖縄; 琉球大・理; 国立環境研究所)
P-10. 仲ノ神島海鳥集団繁殖地の植物相
○水谷晃(東海大・沖縄地域研)・藤吉正明(東海大・教養)・河野裕美(東海大・沖縄地域研)
P-11. 遺伝子解析によるシガテラ原因魚種鑑別
○大城聡子(沖縄県衛環研)・今井秀行(琉球大・理)・高嶺朝典・仲眞弘樹・泉水由美子・佐久川さつき・恵飛須則明(沖縄県衛環研)
P-12. ヤンバルクイナの基盤使用行動と脳におけるウルストの発達
〇中尾達郎・島田将喜(帝京科学大・生命環境)・山崎剛史(山階鳥研)・荻原直道(慶應大・理工/東大・院・理学)
P-13. 沖縄県サンゴ礁保全再生地域モデル事業の概要
○長田智史(沖環科)・津波昭史(沖縄県・自然保護)・中村良太(水産土木)・當山真由美(都市科学)・金城賢(沖縄県・自然保護)
P-14. 飼育下における希少水生昆虫ヒメフチトリゲンゴロウの成長過程と幼虫の餌選択性
〇北野忠・小田島樹・村木凌・熊谷肇(東海大学教養学部)・河野裕美(東海大学沖縄地域研究センター)
P-15. 宮古諸島における外来種インドクジャクの生活環と生息状況
〇亘悠哉(森林総研)・権田雅之(WWF Japan)
<ポスター講演(小学生)>
SP-01. 「姿を見せないのにヤンバルクイナは北国小近くにいるのか?」
○武田小夏・浦崎斉磨・稲福陽人・稲福莉亜奈・浦崎未安(北国小児童)・金城明美(北国小校長)
<ポスター講演(中学生)>
CP-01. 糸満市真栄里海岸における打ち上げ貝の採集調査
〇上原一路(糸満中学校1 年)・上原之映(糸満市)
<ポスター講演(高校生)>
KP-01. 今帰仁村内の河川調査(水生生物と水質による環境評価)
○伊豆原滉一朗・○具志堅光・○川口真凜・○幸喜凪(北山高校生物部2年)
KP-02. ウデナガカクレダコの観察学習実験
○沖縄県立北部農林高等学校 生物研究部
KP-03. 校内に生息するドジョウの生態調査
○沖縄県立北部農林高等学校 生物研究部
「大東諸島のビロウをめぐる生き物たち」
コンビナー:傳田哲郎・伊澤雅子(琉球大学・理)
琉球列島で唯一の海洋島である大東諸島には、この島でしか見られない固有の生き物たちが暮らしている。しかし、島が小さいことや、遠隔地にあること、大規模な農地開発によって森林がほとんど残っていないということなどのためか、生物学的には、琉球列島の他の地域ほど注目を集めてこなかったように思われる。近年の研究によって大東諸島における興味深い生き物たちの営みが明らかになるにつれ、大東の島々が他の地域に代えることのできない独自の生態系を持つことがわかってきた。今回のシンポジウムでは、大東諸島の生態系を支えるビロウをキーワードに、それぞれの演者が大東諸島で行ってきた研究を紹介しながら、ビロウと関わりながら暮らす大東諸島の魅力ある生き物たちについて紹介する。
「ちょっと不思議な大東諸島のビロウ」
傳田哲郎(琉球大・理・海洋自然科学)
「ビロウの森の食物連鎖~ダイトウコノハズクの採餌生態~」
岩崎哲也(大阪市大・大学院)
「ビロウの恵みを受けて生きるダイトウオオコウモリ」
安部慶一郎(天理教校学園高等学校)
「ビロウの森と幻のヒサマツサイカブト」
佐々木健志(琉球大博物館・風樹館)
癒酒屋こんちは首里城前店(芸大・首里当蔵キャンパスより徒歩2 分)
公開シンポジウム終了後、大学近くの居酒屋(こんちは首里城前店)に移動し、懇親会を予定しております。今回は一般的な居酒屋でのアットホームな懇親会を予定しております。講演時間内に出来なかった討論や会員同士の親睦をより深めるため、是非ご参加下さい。