沖縄   第78号

通信

生物学会    2006年11月27日

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沖縄生物学会第44回大会の開催のお知らせ
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沖縄生物学会の第44回大会を下記の要領で開催いたします。一般講演,自由集会,懇親会を予定しています。自由集会の企画がありましたら,下記の準備委員会までご連絡下さい。多数の方のご参加をお待ち申し上げております。

      会期   2007年5月19日か26日(土)を予定しています。
      会場   沖縄国際大学を予定しています。

 大会日程

5月19日(土) 受付 9:00〜 5号館1階入口
  一般講演 10:00〜12:00 5号館
  休憩(昼食) 12:00〜13:00  
  総会 13:00〜14:00 5号館
  一般講演 14:00〜15:30 5号館
  シンポジウム 15:45〜17:45 5号館
  懇親会  18:00〜20:00 厚生会館4階

 

77号地図

参加費用     大会参加費 :1,500円 (学生 1,000円)

講演申込 
 一般講演を希望される方は,講演要旨を次頁の要領でまとめ,2007年4月15日(必着)までに下記の準備委員会にお送り下さい。今回からは原則として電子メールでの受付(okibio @ w3.u-ryukyu.ac.jp)とします(詳細は講演要旨の作成要領をご覧下さい)。2007年4月下旬発刊予定の沖縄生物学会通信第79号にプログラムを掲載するため,締め切りを厳守するようお願いいたします。講演ではデジタルプロジェクターまたはOHPが使用できます。デジタルプロジェクターを使用される方は、こちらでも使用OSがWindowsXPかMachintosh OSXのノートパソコンを準備いたしますが,ソフト等の不適合が起こることも懸念されますので、一応御自身のパソコンをご持参下さい。それ以外の設備を必要とする方は,予めお問い合わせ下さい。一般講演の講演時間は,質疑を含め15分(講演12分,質疑3分)です。会員の皆様の日頃の研究成果を発表する場として積極的に御参加くださるようお願いいたします。

自由集会 
 自由集会のご計画がありましたら,大会準備委員会までご連絡下さい。
 
シンポジウム 
 シンポジウムのテーマに関しましては,『沖縄における外来動物の問題』,『沖縄に望まれる自然史博物館像を考える』,『やんばるの地域保護・保全と自然再生』のタイトル・内容がご提案されております。引き続きシンポジウムに関しましては,ご意見・ご提案を受け付けております。平成18年末まで事務局にご連絡ください。ご協力をお願いします。電子メールでのアイデアも歓迎しております(okibio @ w3.u-ryukyu.ac.jp)。シンポジウムの最終的なテーマは,今後評議員会で検討した後,次回の通信でお知らせする予定です。充実した魅力ある内容にするよう努力いたしますのでご期待ください。

連絡先
「 沖縄生物学会第44回大会準備委員会 」

〒903-0213 沖縄県中頭郡西原町千原1番地
琉球大学理学部海洋自然科学科生物系事務室内
須田彰一郎・佐藤 綾
TEL(098)895-8577 FAX(098)985-8576

〒901-2701 沖縄県宜野湾市宜野湾2-6-1
沖縄国際大学法学部
金城和三
TEL&FAX(098)893-2519

講演要旨の作成要領と原稿送付方法 
 今回から発表要旨原稿はe-mailによる添付書類(MS-WORD)で受け付けることと致します(宛先 okibio @ w3.u-ryukyu.ac.jp)。フォントはMS明朝体11ポイントとし,英文の場合はTimes New Romanとします。演題,演者,本文を含めて800文字以内とします。

 e-mailがお使いになれない方は,印刷原稿でも受け付けます。用紙サイズは A4版で,周囲縦横,約2cmは余白とし,1行文字数は全角45文字(半角90文字),行数は18行を目安とします。手書きの方も同じ要領で A4版の紙に清書して下さい。図表は講演要旨の中では用いないように配慮して下さい。原稿を上記,沖縄生物学会第44回大会準備委員会宛で「講演要旨在中」として郵送して下さい。

講演要旨の作成要領と原稿送付方法


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沖縄生物学会評議会報告
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沖縄生物学会評議会の報告
1.概要
 沖縄生物学会評議会が2006年11月17日午後7時から2時間ほど,琉球大学理学部528教室に於いて開催された。参加者は西平会長,日高副会長,本原監査員,照屋,当山,神谷の各評議員,本多,杉尾編集幹事,傳田,玉城会計,金城,佐藤,須田庶務の計13名であった。内容は1)学会誌45号について,ほか編集幹事から,2)HPについて,3)44回大会について,4)自然史博物館について,5)沖縄生物学会の“性格”について,であった。

2.内容
1)学会誌45号について,ほか(本多編集幹事)
 第45号は現在4編が査読進行中で,最終的に7編程度になる予定で,44回大会前までに発行したいと考えている。会誌の編集委員会からや,通信の原稿募集のお知らせに,今まで,「原稿の締め切りは,xx月xx日といたします。」とあったので,その日までレフリーに回すことができないで会誌発行の遅れの要因となっていた。このため締め切り日を明示しないことが提案され,本評議会で総会の案件として承認された。

2)HPについて(日高副会長)
 評議会議事(今回のものなど),学会要旨受付,学会へのご意見募集などを学会のメールアドレスで受け付けることとなった。

3)44回大会について

  1. 沖縄国際大学を予定(大会会長は宮城邦治先生を予定)
  2. 大会事務局は琉球大学とする
  3. シンポジウムについて
  シンポジウムについては,3件の提案があり,討論の結果,これら3件からこの場で絞り込むのではなく,今年いっぱいをめどにホームページ上でアイデアを募集することとなった。その後の内容の仮決定と準備作業は,事務局側で行い,来年3月の評議会時に報告することとなった。

3件の提案は次の通り

  • テーマには外来種,特に『沖縄における外来動物の問題』がふさわしいのではないか。特に,沖縄本島の古くはマングースから昨今のサキシマハブ,タイワンハブ,淡水魚類など。石垣島・宮古島のクジャク,石垣島のイグアナやヒキガエルなどなど。外来種が島々の生態系に深刻な影響を及ぼしていると考えられるので。

  • 『沖縄に望まれる自然史博物館像を考える』,あるいは『自然史博物館:なぜ今沖縄に必要なのか?』等というタイトルで,現博物館関係者,博物館に関係の深い行政関係者,教育関係者,大学等で博物標本をベースに研究を行っている研究者等をパネラーとして議論を盛り上げる。生物関係者だけでなく,地学関係者にもお願いしたらよい。県立博物館の開館が予定されているが,あえて自然史については足りないことをアピールする。

  • 『やんばるの地域保護・保全と自然再生』として,失われつつあるやんばるの自然に対して,保全するべきもの,失われたものの再生技術は?等をテーマにしてみてはいかがか。自然再生推進法の下,環境行政,建設行政,市民団体,学識経験者などをパネラーとしてお呼びしてみる。

4)自然史博物館について
 来年度に完成が予定されている県立博物館・美術館には自然史の部分も取り入れられ、県内外の生物学関係者をはじめ多くの方々から切望されていた『自然史博物館』がようやく日の目を見ることとなる。喜ばしい現状ではあるが,予定されている新博物館の自然史の部分は沖縄の自然から考えると甚だ心もとない規模であると言わざるを得ない。
 一方,内閣府沖縄担当部局から「沖縄振興計画の後期展望」についての意見募集(平成19年2月28日まで)が行われている。「沖縄振興計画」は沖縄の自立型経済の構築に向けた振興を意図したもので,計画の前期には,道路や港湾の整備事業が多くなされてきた印象がある。意見募集されている後期展望には,振興策の目玉にすることができる『自然史博物館』の設立を学会として進言してみたら良いのではないかということになった。生物学関連の他学会・団体ならびに,意図するものが『自然史博物館』である以上,少なくとも地学関連の学会・団体にも連絡してみることになった。また,ホームページ(http://w3.u-ryukyu.ac.jp/okibio/)にも関連する情報を載せることになった。

5)沖縄生物学会の“性格”について
 西平会長からの提案で,「沖縄生物学会の“性格”」についての話し合いから様々な意見が出された。主な意見を列挙する(順不同)。
大学教員が競争・研究の現状で,学会活動に労力や時間を割くことの困難さがある。

  • 学会は琉球大学生物学科卒業生の懐かしい親睦会,OB会ではないかとの印象あり。
  • 学会の演題が専門的で分かりにくくなった。
  • 南紀生物同好会のような会誌,活動が参考になる。
  • 分野外は入りにくく,専門家には心もとない状況で担い手がいなくなる。
  • “生物が好きな人たち”の居場所になっているか?
  • “学会”という重みは重要である。
  • 面白いということが背景になければ。
  • 若者たちと活動の場が違う印象あり。
  • 若い人の参加がないのは琉大の先生が学生に「入れ」と言わないから。
  • 学会としてのサービスの提供は?
  • 会誌に載せる内容は全て論文ではないはず。生育情報などが非常に重要だ。

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様々な意見が出された。結論はないのだが,沖縄生物学会の“性格”についてより多くの方々の思い,ご意見をいただければと考えております。電子メール(okibio @ w3.u-ryukyu.ac.jp)でのご意見も歓迎しております。いただいたご意見は,ホームページ(http://w3.u-ryukyu.ac.jp/okibio/)へのフィードバックも考えております。


沖縄生物学会役員一覧表

沖縄生物学会の会長,副会長,監査員および評議員が下記のように選出され,前回の総会で承認されました。任期は2006年5月13日から2008年5月の総会までです。

会   長 西平守孝(名桜大学)
副 会 長 日高道雄(琉球大学) 喜屋武一三六
(生物教育研究会会長)
会計監査員 稲福 弘(沖縄県総務部) 本原邦夫(元琉球大学)
  菊川 章(球陽高校)
評 議 員
大学関係 新垣裕治(名桜大学) 宮城邦治(沖縄国際大学)
  照屋建太(沖縄キリスト教短期大学)
研究機関 新垣則雄(農業試験場) 下地邦輝(県衛生環境研究所)
  宮良 工(財・沖縄県環境科学センター)
行政機関 当山昌直 (公文書館) 田中 聡(県立博物館)
高校関係 安座間安史(辺土名高校) 村上美穂子(首里東高校)
  神谷保江(元高校教諭)  
中学校関係 比嘉清文(嘉数中学校) 原戸鉄二郎(安慶田中学校)

 さらに以下の幹事,編集委員が会長によって委嘱されました。
庶務 須田彰一郎(琉球大学) 佐藤 綾(琉球大学)
  金城和三(沖縄国際大学)
会計 傳田哲郎(琉球大学) 玉城 歩(琉球大学)
編集幹事  本多正尚(琉球大学)  杉尾幸司(琉球大学)
編集委員 横田昌嗣(琉球大学) 太田英利(琉球大学)
  大瀧丈二(琉球大学) 今井秀行(琉球大学)


沖縄県生物学会賛助会員

本学会にご協力いただいている賛助会員は下記の通りです。

株式会社 猪原商会沖縄営業所  所長 安次嶺 学
      〒900 那覇市久米1丁目7番10号 (098)868-6373
株式会社 森山商事       代表取締役 森山紹政
      〒902 那覇市寄宮2丁目29番22号 (098)835-4056


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原稿募集のお知らせ *
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  沖縄生物学会誌の原稿は随時受け付けております。第45号の原稿の締め切りは2006年12月15日といたします。投稿予定の方は早めに編集委員会までお送り下さい。最新の投稿規定は,学会誌第44号に掲載されておりますのでご参照下さい。編集の都合上,締め切り厳守でお願い致します。会員の方々の積極的な投稿を期待しております。

  原稿送付先:〒903-0213 沖縄県中頭郡西原町千原1
  琉球大学理学部海洋自然科学科生物系内
           沖縄生物学会編集委員会
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沖縄生物学会
〒903-0213 沖縄県中頭郡西原町千原1番地
          琉球大学理学部海洋自然科学科生物系内
          生物系事務室 TEL:(098)895-8577
          佐藤 綾(098)895-8555,須田彰一郎(098)895-8564,          FAX:(098)895-8576

     振替口座 郵便:02030-8-30433 沖縄生物学会
            銀行:琉球銀行宜野湾支店 普通051-065沖縄生物学会

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